学研よみものウェブ ほんちゅ!

ホーム ウェブ連載コラム犬山紙子の、そろそろ本気出さないと死ぬ 〜堕落した女は美しくなれるのか?〜 > 第2回 後編 「美容ジャーナリスト倉田真由美さんに話を聞きに行く〜太ってる人の食卓はだいたい茶色いの巻〜」

ウェブ連載コラム

第2回 後編
「美容ジャーナリスト倉田真由美さんに話を聞きに行く〜太ってる人の食卓はだいたい茶色いの巻〜」

 前回、「とりあえず午前中起きて野菜のスムージーを飲む」という目標を掲げたワタクシ。でも、だらけきった私が午前中起きて野菜ジュースを飲むだけで、急に綺麗になれるわけもなく……。まだまだ美へのインタビューは続くのである。

ph_01

犬「30代になったら自分の体質のマイナスな部分が露見するっておっしゃってましたが、今まで食べてきた食べ物とかも関係あったりするんですかね……?」

倉「そうですね、私は20代の頃肌が荒れていたのですが、2年間だけベジタリアンになった時期がありまして。当時の彼がそうだったのもあるし、美容とか健康目的というよりは、ファッションで取り入れたんですが……。意識の高い人ぶっていたというか(笑)。でも、1年以上経って、気がついたら便秘もしなくなったし、肌荒れがなおっていたんですよ」

犬(私にそれは無理だ……肉我慢できないな……あんなうまくて脳から幸せ物質が出る食べ物我慢するぐらいなら死ぬ)

倉「そして、性格まで変わったんですよ」

犬「は!? 性格も!? 食べ物で? 私すぐイライラする性格なのでなおしたいんですよ」

倉「あんまりやりすぎると仙人みたいになっちゃいますけどね、落ち着いてきたんですよ。自分の中にルールを決めることでも、精神的に落ち着くと思うんですよ」

犬 (なるほど、私にベジタリアンは無理だけど、自分の中に一つルールを作るのはできるかも。イライラしている時の顔は紛れもなくブスなので、美のためにも自分ルールを作るのは良いかもな……。でもルールか……、それもスーパー苦手だけど……。あ、前回決めた午前中に起きてスムージー飲むでいいか。ルールこれ以上増やしたくないしな)

ph_02

倉「人間って数ヶ月で細胞が入れ替わると言われているんですよね。急にパッと変わらずとも、徐々に体を変えていくのは可能だと思います」

犬「でも、体を変えるために私はベジタリアンにもなれないし……。かと言って急にバランス良い食事を毎日ちゃんと食べるのも難しいんですよね」

倉「バランス良くって考えるとすごく難しいから、カラフルにって考えたら良いと思います。太ってる人の食事を見るとだいたい茶色い」

 

ちゃ・・・い・・・ろ・・・!!!!!

 

私の食卓だいたい茶色!!

茶色いヤツらに悪いヤツはいない!!

ph_03

唐揚げ、ステーキ、ハンバーガー、たこ焼き、菓子パン、カツ、ラーメン……

茶色は仲間!

憎めない最高の相棒たち、茶色!

俺は、お前を裏切りはしないぜ、茶色い相棒!

 

 

……歌ってしまった。

でも、自分の胸に手を当てて考える。

おまえはインスタにそんな最高な相棒、茶色い食べ物をアップしているか?

アップする食べ物は、カラフルでオシャレな食べ物じゃないのか?

パーティーで出る、何の腹の足しにもならない、でもただひたすらかわいいフィンガーフードとか、そんなんばっかりアップしてないか?

ステーキはステーキでもピンクの部分をアップしていないか?

そうだった。とっくに私は茶色い相棒たちを裏切っていたのである。

「お前は最高の女だよ」とか言いながら、裏で「でも、あいつらちょっとダサいから、あんま一緒に外歩きたくないんだよね」と言ってる最悪な男のように。

紙子よ……本当は……オシャクソな食生活にも憧れが……あるんだろう!!

カラフルな食卓に憧れがあるんだろう!!

ph_04

今はたまに食べる“おしゃ飯”しかインスタで載せない、おしゃ飯詐欺をやっているけど、その詐欺をやる分量をもっと増やしてもっとオシャレと思われたいし、“太ってる人の食卓は茶色グループ”というクソダサいグループから抜け出したい。これからは、茶色に何かカラフルなサラダをプラスしてみることにする。

うむ、良い考えだ。茶色いものを我慢するわけじゃなく、何かをプラスするんだったら多分できる。よし、食事についてはおおむね聞いたかな。

犬「お次は、運動について伺いたいんですけど…」

ph_05

倉「実は、人間って全身にある筋肉のたった30%しか使っていないって、知っていますか?」

犬「もちろん知らないです!」

倉「しかも年齢とともに、さらにその割合は低下していくんですよね。たとえば腰や膝が痛くなる理由は、同じ筋肉ばかり使ってそこばかりに負荷がかかるからなんです。なので、なるべく、負荷を分散させてたくさんの筋肉を使うのが理想的。使わないと、どんどん退化しちゃいますから」

犬「ヒーッ! 退化とか響きも嫌だ!! でも、自分の体の筋肉の、どこを使っててどこを使ってないだとか、いちいち勉強するのもめんどいし、どう勉強すりゃいいかもわからんし………。やはりジムとかに行くのが良いんですかね」

倉「そうですね。単純にジムに通うことが良いのではなく、自分の体を知るためにまず行ってみる、でいいと思います。人によってどの運動が良いかもありますし、プロの方の意見を聞くのは良いと思います。私もジム通っていますよ」

犬「そうです……そうですよね……。でも、わかってても、私行かないんですよ! しかも家からすごく近くにジムがあるのに。2年くらい『行かなきゃ』ってずっと思ってるのに、行かないんです。エゴサして『犬山太った』とか書かれてるのを見て、行かなきゃって思っても、結局1時間後には忘れてるんです……。倉田さんはその最初の1回はどうやって踏み出しました?」

そう、私には最初の1回に踏み出せない問題があるのである。

倉「私はこのままじゃいけないって、強く思ったのがキッカケです(笑)。あとは、お金を払ってしまうと、もったいないから行くようになるし、ドタキャンしたら悪いなという気持ちも出ますしね」

私は、「金払ってるからサボってもいい」ってクソみたいな考えの持ち主だから、これもムズイな……。

あと、“このままじゃアカン”って思う気持ちが持続しないのも問題。思ってもすぐめんどくささが勝つし……。

ph_06

どうすっかな……。

まずは鏡で徹底的に自分の体をチェックして、目に焼き付けることからスタートかな……。体重も2年量ってないし。でも、そんな怖いこと、小心者の私にできるのか?

体重を量るって、3万のワンピを買うくらい勇気がいるけど……!?

よし、体重を量るのはやめだ!

鏡でくまなくセルライトとかチェックするぐらいにしよう。

犬「でも、続けるのも難しくないですか?」

倉「めんどくさいが気持ちいいに変わる時があるんですよ。そうなると続きますよ」

犬「なるほど! 気持ちいいに変わるかもしれないのか!」

これは良いことを聞きましたよ、みなさん。ただひたすらめんどくさいものと思っていた運動が、まさか気持ちよくなるようになるなんて。

さらに、好みのタイプのトレーナーさんとかがついてくれたら、行くのが楽しみになるかもしれない。

そして、「今日はジムです」みたいなオシャクソ写真をインスタにアップとかするのは、とても自己顕示欲が満たされそうだぞ!!

よおし! 目指せ、道端ジェシカのインスタ!!!

そんなこんなで倉田さんとの対談で、

・午前中に起きて野菜スムージーを飲む

・なるべくカラフルな食卓に

・とりあえず最初の1回ジムに行く

を決心したワタクシ。

これらの良いところは、全てオシャレに見えるという特典がついているところである。私みたいな自己顕示欲の強い女にはピッタリなやり方っぽいのである。

読者のみなさんの中でも自己顕示欲強めな人にはおすすめかも!

対談はここで終了。倉田さん、ありがとうございました!

更新日:2014/10/8

バックナンバー

プロフィール

犬山紙子 (いぬやま かみこ)

1981年生まれ。愛犬家。イラストエッセイスト。美女達のトホホネタをまとめたエッセイ『負け美女』(マガジンハウス刊)、峰なゆかとの対談本『邪道モテ!』(宝島社刊)をはじめ『街コンのホントのところ』(新人物往来社刊)、『嫌われ女子50』(ベストセラーズ)、『高学歴男はなぜモテないのか』 (扶桑社新書)などが好評発売中。テレビやラジオ、雑誌などでも活躍。瀧波ユカリとの共著の新刊『女は笑顔で殴りあう〜マウンティング女子の実態〜』(筑摩書房)も話題に。

プロフィール

倉田真由美 (くらた まゆみ)

kurada_profile1959年東京生まれ。愛猫家。美容ジャーナリスト。女性誌の美容ページや新聞のコラムなどで執筆するほか、講演やラジオ出演などで、女性の美とアンチエイジングにまつわる情報を発信している。近著は『しあわせ美人のつくり方』(ぶんか社文庫)。


  • よくあるご質問
  • 学研70周年
  • 学研ゼミ
  • 脳と創造
  • 幸福への近道
  • マララ
  • ムープラス
  • がっけんのえほんやさん
  • フィッテ
  • 学研BookBeyond 電子書籍ストア
  • 新版 生きるヒント
  • 図解 はじめての株訂正箇所一次投票受付中

学研よみものウェブ ほんちゅ!

PAGE TOP