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ホーム ウェブ連載コラム私の1冊 > 第8回 安達祐実(あだち・ゆみ)

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日々の中の小さな小さなこと。
それを大切にしたいと思った1冊。

adachi_issatu 私の大切な1冊は、写真家・荒木経惟さんの写真集『The Banquet』です。

 ずっと荒木さんの写真が好きで、この写真集は2013年に自分で買ったものです。もともとは1993年にマガジンハウスから出版されて絶版になってしまっていた『食事』という写真集を、ニューヨークの出版社が再編集して新たに刊行したものなんです。
 内容はフォトダイアリーのようになっていて、余命が残りわずかだった荒木さんの妻・陽子さんが作っていた日々の料理とか、彼女と一緒に食べた食事の風景を亡くなる前の数ヶ月間撮影したものが収められています。1枚1枚の写真の中に流れているさまざまな想いとか、時間とか、すべてが印象に残っています。私はこの本を開くと、いつも泣いてしまいます。

 この写真集と出会って、なにげない日々の中に大切なことが小さく小さくたくさんあるんだということに気付くことができた。そして、そういったものを無駄にしたくないと思うようになりました。自分の生活や考え方が少し変化しましたね。
 読書って好きなんです。こうやって自分を他の世界へ連れて行ってくれるから。ステキなものだと思います。写真が好きな人にはいつもこの本をすすめているので、ぜひ手にとってみてください。

安達祐実(あだち・ゆみ)

1981年9月14日生まれ。東京都出身。0歳でモデルデビューし、子役として活躍。1994年テレビドラマ『家なき子』で主人公を演じ、その演技力の高さが注目の的に。テレビドラマ、舞台、映画と幅広いジャンルで活躍し続け、デビュー30年を迎える2014年、映画『花宵道中』に主演。初の花魁役に挑んでいる。また芸能生活30周年を記念した写真集『私生活』(集英社刊)発売中

http://ameblo.jp/adachi-yumi/

 

 

adachi_movie

「芸能生活30周年ということもあり、何か思い切ったことをしたいという思いがありました。これまでのイメージは壊して“安達祐実”というものを、ダイレクトに受け取ってほしいという気持ちもあって、初めて“花魁(おいらん)”という役に挑戦しようと決めました。
 豊島監督とも“今までに見たことのない安達祐実を見せたい!”という共通の目的を持って、撮影に入る前から朝霧のキャラクターをどんな風にしていくのかしっかり話し合いましたね。
 原作はもちろん、吉原のしきたりなどの本に目を通して遊女についてを学びました。演技についても、普段はセリフの音程を意識して言い回しを考えるのですが、そういった技術的なことはすべて排除しました。体を張った…というのは冗談ですが、これまでとは違う方法に挑戦することが多かったです。
 この映画は幼いころに母親を失くして、遊郭に引き取られた少女が店一番の遊女になって、一生に一度の恋をする物語。壮絶な人生ですが、その中でも朝霧のように人に愛されて、人を愛することができたら幸せだな、と思います」

更新日:2014/11/17

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