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どこでも同じ本が「買えない」からこそ、本屋はおもしろい

多くの本があるなかで、その全てを並べるのは無理。だから本屋さんに置いてある本は、多かれ少なかれ「選ばれて」います。それは置いてある本だけではなく、並べ方も同じです。例えば大型書店は、小さい本屋に比べて多くの本を置くことができます。でも本の量が多いからこそ、どの本をどこに並べるか、大型書店の中でもいろんな違いが出てきます。

同じ本が、同じ店の、同じ場所に「置いていない」からこそ、本屋さんは面白い。いつでもどこでも全ての本が簡単に買えるのは便利ですが、買えないことが逆に、それぞれの本屋さんの魅力になる。だからいろんなお店を回りたくなります。

趣味の合う友人を見つけることと、趣味の合う本屋を見つけることは同じ

ではその本を選んでいるのは誰か、といえば本屋のスタッフ、書店員さんです。

「本屋さん」と聞くと、大抵は「本を売っている店」のことを想像します。ただそれだけではなく、「本屋」という言葉には「本屋の店主」という意味もあります。「本屋さん」には二つの意味があって、それはそのまま、「場所としての本屋」=「本屋の店主」ということだと思います。「本屋」という「お店」は、「本屋さん」という「人」の働きの結果、形作られているものなんです。

だからもし皆さんが好きな本屋さんを見つけられたとすれば、それはそのまま、趣味の合う友人と出会った、とも言えます。

友達に勧められた本を読んで、新しい作家を見つけるように、友達のような本屋さんに出会えれば、きっと新しい世界が開けます。

でも友達になるためには、相手のことを知らないと。だからこの連載が本屋さんと皆さんをつなぐ、「お見合い」のような場になればいいなと思います。

皆さんが良い友人と出会っていただけるようことを願っています。

更新日:2014/8/13

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プロフィール

松井 祐輔 (まつい ゆうすけ)

1984年生まれ。
愛知県春日井市出身。大学卒業後、本の卸売り会社である、出版取次会社に就職。2013年退職。2014年3月、ファンから参加者になるための、「人」と「本屋」のインタビュー誌『HAB』を創刊。同年4月、本屋「小屋BOOKS」を東京都虎ノ門にあるコミュニティスペース「リトルトーキョー」内にオープン。


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