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300万の人は
「不得意分野の克服」に注力するが
1億の人は
「得意分野の伸長」に注力する

 仕事に活かす勉強の場合、苦手なことをフォローするよりも、得意なことを伸ばすほうがいい。苦手なことに取り組むのは面倒だしストレスがたまるが、得意なことなら苦にならず楽しく続けられるからだ。
 苦にならないから続けられる。続けられるからそれだけ技量が高まり、他者と差別化できるようになるなど、好循環が期待できる。
 だから、もしあなたが「これは得意だ」というものを持っているとしたら、幸せな人生にするための大きな要素を一つ、すでに手に入れているといえる。もしまだなら、転職してでも手に入れておきたい。
 しかし、時と場合によっては、苦手な分野を放置できない局面もある。
 たとえば自分は営業マンだが人見知りで営業先でうまく話せないとか、英語は嫌いだけど昇進試験にTOEICのスコア基準があるといった場合、苦手だからといって無策というわけにはいかないだろう。

 そんなとき300万の人は、それでもがんばって努力を重ねる。しかし前述の通り、嫌なことはやる気が起きない。努力そのものにストレスがたまる。好きではないから習得にも時間がかかる。あるいは途中で挫折すれば自己嫌悪になる。

 一方、1億の人はこう考える。
「どうすれば自分の得意領域に持ち込めるか」

課題の置き換え

 私の知人に内気で人見知りな男性がいる。にもかかわらず彼は、当時勤めていた住宅メーカーでトップセールスになった。
 営業部に配属されたばかりの頃、彼はその内気な性格が災いし、まったく売れなかったという。2年目に入り、さらに4か月経っても1棟も売れなかった。そうなると、普通は辞職や転職を考えるのがその業界の通例だそうだ。

 そのとき彼はこう考えた。
 自分からアプローチするのは苦手だしやりたくない。ならば、客のほうから会いに来てもらえるようにできないか――と。

 思いついたのが、今ではポピュラーなマーケティング手法となっているセールスレターだ。彼は対面でのコミュニケーションは苦手でも、文章を書くのは得意だった。
 彼はそのレターに、満足できる家の選び方や顧客の声など、これから家を買おうとする人に役立つ情報、自分の住まいに対する思いや自身の近況などを書いた。
 
 つまり彼は、「自分から声をかける」という苦手な分野ではなく、「文章で伝える」という得意領域に、課題を置き換えたのだ。
 このセールスレターを、展示場への来場者や資料請求した人に送り続けた。そしてしばらくすると、客のほうから「具体的に相談したい」と連絡してくるようになったのだ。
 その結果、その住宅メーカーでトップ営業マンとなった彼は、脱サラして現在は営業コンサルタントの仕事をしている。

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(※この連載は、毎週火曜日・全8回掲載予定です。3回目の次回は、7月18日掲載予定です。)

更新日:2017/7/11

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プロフィール

午堂 登紀雄 (ごどう ときお)

1971年岡山県生まれ。米国公認会計士。中央大学経済学部卒業後、会計事務所、大手流通企業のマーケティング部門を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームのアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。2006年、著書『33歳で資産3億円をつくった私の方法』(三笠書房)がベストセラーとなる。同年、不動産投資コンサルティングを行う株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズを設立。経営者兼個人投資家としての活動のほか、出版や講演も多数行っている。『お金の才能』(かんき出版)、『頭のいいお金の使い方』(日本実業出版)、『オキテ破りのFX投資で月50万円稼ぐ!』(ダイヤモンド社)、『日本脱出』(あさ出版)ほか著書多数。

作品紹介

年収1億の勉強法 年収300万の勉強法

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