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カルマという
ブレーキのきかない乗り物

 ――前回から続く。

 しかし実際には、多くの人が、学歴などに関係なく、対人関係の悩みを抱えています。それは当然のこととも言えるのです。なぜなら、カルマを持つ者同士が人の世に生まれて、人と接し、ぶつかる心、愛する心等々を体験しながら、カルマという“乗り物”に乗って人生を突っ走るように進んでいくわけですから……。
 誰しも、まるでハンドルがないような乗り物に乗っているわけですが、そこで大事故を起こさないようにするためには、自分自身の気づきの心、すなわち、欠点に気づいて、悪しきカルマという「暴走する乗り物」を止めることです。
 悪しきカルマとは、気づいて直さない限り暴走事故を起こしかねない盲点であり、カルマが一番恐れているのが「気づき」なのです。
 言い換えれば、それだけ「知識不足は根深い」ということです。
 それはなぜなのか?
 この仕事を通して私なりに気づいたのは、気づけない親、知識不足の親が、子や孫に気づきや知識の大切さを教えられず、知らない間に同じ心の不足の「連鎖」が続いているからではないか、ということです。
 ここで言う「連鎖」とは、広い意味においては、それぞれの家庭の中で培われ、親から子へと引き継がれてきた習慣や文化のことです。
 それぞれの家族の生き方、生き様と言ってもいいかもしれません。
 例えば、食べ物の味つけから挨拶などの礼儀作法、考え方や価値観、人に対する言動や接し方など、家庭内で培われ、また代々引き継がれてきた習慣で、これには人として望ましい「良い連鎖」もあれば、人としての良識に欠ける「悪い連鎖」もあります。

自分の家庭の習慣や文化を
「当たり前」と思ってしまう怖さ

 こうした連鎖は、当然、家庭ごとにまったく違うものですが、誰もが自分の生まれ育った家庭の習慣や文化を「常識」「当たり前」だと思ってしまうところに、連鎖の怖さがあります。
 例えば、毎日家事をきちんとこなし、片付け上手できれい好きの母親のもとで育った子供は、そうすることが当たり前だと思うでしょうし、反対に、散らかしっぱなしで、料理もめったにしない母親のもとで育った子供は、それが特に問題だとは思わないでしょう。
 それは、「環境の慣れ」の中で、違和感を覚えなくなっているためです。
 代替わりの中で続いてきた、先祖や親のものの考え方や行動が子供にとっての心の基準になるからで、親が知識不足だとその基準が歪んでしまうのです。
 そのような狭い環境以外知らずに、生活しているのですから、自分では「当たり前」「良かれ」「正しい」と思って人と接していることが、他の人たちから見れば、「とんでもない」「なんて非常識!」「信じられない!!」と捉えられることが多々あります。
 しかもそのズレに本人が気づいていないために、自分のほうに問題があるとは決して思わず、自分のやり方を正しいと押し通してしまい、それが対人関係においてトラブルの原因になってしまうのです。
 言わば、「家庭の常識は社会の非常識」であり、自分の中に非常識、知識不足があることを自覚できないのは、生まれ育った家の中の生活行動などに違和感を持つことのない、長い間続いてきた「連鎖」という見えない心の中の壁がじゃまをしているから。
 この連鎖は、良いことも悪いことも、知らない間に親から子へ、子から孫へと引き継がれていきます。
 ようするに、自分の欠点、不足に気づきにくいのは、知らない間に悪い連鎖に支配されているからであって、それがさらに心の不足を生み、連鎖の悪循環をくり返していくのです。

(※この連載は、毎週月曜日・全8回掲載予定です。次回は、8月21日掲載予定です。)

更新日:2017/8/14

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プロフィール

木村 藤子 (きむら ふじこ)

1947年、青森県出身。地元で有名だった霊能者の母のもとに生まれる。
高校卒業後、信用組合につとめるが、30代の時に神の声を聞き、霊視・透視能力を授かる。
1990年、青森県むつ市内のデパートで開催された爬虫類ショーのニシキヘビが逃げた際、ヘビの居場所と見つかる時間を正確に透視。このヘビ騒動が全国に報道されたことから、「ヘビの神様」「青森の神様」と呼ばれ、一躍有名に。現在、霊能者として日々多くの人の悩み相談に応じている(一男一女の母親でもある)。
著書に『「気づき」の幸せ』『あなたを変える「気づき」』『幸せをつかむ 気づき暦』(以上、小学館)『幸せの絆』『幸せの風が吹いてくる』『幸せの詩が聞こえる』『神様が伝えたいこと』『母であるあなたに気づいてほしいこと』『気づく力』『新・気づく力』『木村藤子神様の言魂カード』『「本当の自分」に気づく本』(以上、主婦と生活社)『幸せを呼び寄せる30の「気づき」』『すべての縁を良縁に変える51の「気づき」』『幸せの「気づき」相談』(以上、新潮社)『子育ての気づき〜母親編〜』(竹書房)『すべての「別れ」は幸せのためにある』(KADOKAWA)『幸せになるための「気づき」の法則』『神様に愛される生き方・考え方』『幸せになる人の心がけ・心がまえ』『あなたが、ここに生まれてきた理由』『魂のシナリオどおりに生きていますか?』『この出会いは魂が選んだこと』(以上、学研)などがある。

作品紹介

神を守り、神に守られて幸せをかなえる生き方

kimura_cover201708この世に生まれてつらい現実に直面したとき、あくせくすることなく神様にゆだねることで、心やすらかに生きる方法について紹介。
定価:1,200円+税/学研プラス

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