[斎藤一人×恋川純弥]
会いたいと思われる人になる
恋川純弥(以下、純弥)
「あの人とつながりたい」とか、「一緒にいたい」と思われる人になることって大事ですか?
斎藤一人(以下、一人)
そうだな。それは大事だな。
だって、自分がいくらこの人と仲よくなりたいと思っていても、相手がいやがっているのでは話にならないよね。自分が愛しているだけではダメで、相手にも思ってもらわないといけない。
ありがたいことに、私や、弟子のみっちゃん先生、りえ先生と親しくなりたいと思う人は、全国にいっぱいいるんだよ。だから私は、その中から付き合いたいと思う人を選べばいいの。
「付き合いたい」って言ってくれる人の中から、「良縁」の人を探せばいいの。
純弥
一人さんのように、「会いたい」と思ってもらえる人になるにはどうしたらよいのでしょうか。
一人
人のいいところを褒めたり、人によって態度を変えたりせずに誠実に話を聞いてくれる人とは、誰だって付き合いたいし、一緒にいたいと思うよね。
私は商売人の家に生まれて、商売人として生きてきたから、「お店に行きたい」とか、「会いたい」と思ってもらわないとどうにもならないんだよ。
いくらそこでいいものを売っていたとしても、いい人だと思われていたとしても、それだけじゃダメなの。足を運んでくれなきゃ意味がないよな。
足を運んでくれるって魅力がある証拠だよ。
だから本物の魅力がある人には、人は集まるの。
純弥さんの舞踊やお芝居だって、場所が変わっても、みんな追っかけてきてくれるだろ? 魅力ってすごいの。
役者さんでも芸能人でもそう。口先だけのお世辞を言ってくれるんじゃなくて、本当に愛されてなかったら、行動を起こしてはくれないよ。
だから、仕事っていうのは、すごく魂の勉強になるんだよ。
純弥
仕事をすることで、魂が磨かれ、その人の魅力が増すんですね。
一人
私たちみたいな商売をやっている人は、ものすごく「魅力」に対して敏感だし、敏感じゃなきゃいけないの。だってお金と時間を使ってまで、ここに行きたいって思われなきゃいけないんだから。
でも、良縁というのは、お互いに損得抜きでないといけないよな。お金くれるから行くとか行かないとかじゃないんだよ。損得勘定抜きで、あの人に会いたいとか、お酒を飲むならあの人と飲みたいとかね。
じつは人間って、たいして多くの人と付き合えないの。その中で、誰を選ぶかってこと。あなたも選ぶし、相手にも選ばれないといけないんだよ。
だから、友だちをつくるにも、自分が素敵な人から選ばれる人になるってことが大切だよね。
お店だって同じ。素敵なお店は素敵な人から選ばれるし、また行きたくなるところって素敵なお店なの。
やっぱりそこで働く人間の魅力ってことだよね。
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人を素直に褒めて、誰にでも同じ態度で接する人は
「この人と付き合ってみたい」と思われます。
会いたいと思われる人になって、そこから良縁を探しましょう。
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更新日:2018/6/11