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「自分」が正解になる世界を見つけよう

 重要なのは、自分の「好きなこと」を見つけるきっかけを逃さないこと。
 でも、好きなことって、そんなに多くの人が見つけられているものではありませんよね。人によっては、好きなことを見つけるのはとても手間のかかる、しんどい作業かもしれません。
 ですからここで、その簡単な方法をご提案したいと思います。それは「人からほめられた言葉を意識すること」です。
 今までの人生で、まったくほめられた経験がないという人はいませんよね?
 じつは、他人がさりげなくかけてくれた言葉の中に、好きなことと出会うきっかけがあったりするものなんです。
 たとえば学生時代に友だちから「ノートの取り方がきれいだよね~」とほめられたこと、ありませんか?
 自分にとっては当たり前、何の変哲もない作業なので、「それがどうしたの?」というくらいの気持ちだったかもしれません。あるいはその頃、もっと要領のいい人間になりたかったため「どうせ自分は几帳面すぎて、どんくさいヤツですよ」とイヤな気分になったかもしれません。
 けれどもそこに、「好きなこと」に出会うきっかけがあるのです。
 そもそも「好きなこと」とは、あらかじめ自分の中に存在しているものです。世界のどこかに隠されている「好きなもの」を探し回っても、きっと見つけることなどできないでしょう。
 自分という大地を掘り起こしていくことで、それは見つけることができるのです。広大な大地を掘り起こして「好きなもの」を見つけるための手がかり、それが「人からほめられた言葉」なのです。
 ノートをきれいに取れるのは、あなたがほかの人よりも秀でているところ。とりあえず、そのことを忘れずにそれを究めていきましょう。すると、みんながそれを「長所」として頼ってくれます。うれしいのでもっと技を究めたくなります。
 そこで究めた技は、単なるノートの取り方の枠を超えて、人によってはそれが「ウェブデザイン(インターネット画面のデザイン)」として発展し、一生の仕事になるかもしれません。
 えてして長所とは、自分よりも周囲の人々のほうがよく把握できているものです。他人の指摘する「長所」は、それまであなたが「弱点」と感じていたところだったりすることもよくある話です。
 ですからまずは素直に、「ほめられたこと」を思い出して、素直に受け入れられるような人になるというのが、「ポジティブ脳」にチェンジするきっかけをつかむための非常に大事なポイントだと思います。

更新日:2016/6/20

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プロフィール

茂木健一郎 (もぎ けんいちろう)

1962年東京生まれ。理学博士。脳科学者。
東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職はソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学であり、「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。
2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。
主な著書に『脳とクオリア』(日本経済新聞出版社)、『ひらめき脳』(新潮社)、『脳を活かす勉強法』(PHP 研究所)、『金持ち脳と貧乏脳』『男脳と女脳』(ともに総合法令出版)、『この法則でゾーンに入れる! —集中「脳」のつくり方』(朝日出版社)などがある。

 

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