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会話は、毒にも薬にもなる。

 いいお医者さんは、会話力のあるお医者さんです。
 注射や薬で治療するのではなく、会話で治療するのです。
 患者さんにとっては、恥ずかしいこと、みっともないことを話しやすいお医者さんが、いいお医者さんです。
 たいていの人が病院嫌いなのは、お医者さんに叱られるからです。
「なんでもっと早く来なかったんだ。ダメじゃないか、こんなになるまで放っておいて」と叱られるのです。
 ただでさえしんどいのに、さらに怒られると思うと、ますます行きたくなくなります。
 もう少し様子を見てみようということで、さらに症状が悪くなるのです。
 お医者さんに「来てくれてありがとう」と言われたら、「来てよかった」と思えます。
 症状がひどくなっていても、「こんなになって、しんどかったでしょう」と言われると救われます。
 本来、お医者さんが「来てくれてありがとう」と言うのは、おかしいのです。
「ありがとう」と言うのは、患者さんのほうです。

 歯医者さんで、痛い治療のあとに「頑張りましたね」と言われます。
 頑張ったのは、先生です。
 患者は、やってもらっているだけです。
 僕は、2カ月おきに歯の定期検査に行っています。
「来てもらえるだけで、中谷さんは成功です」と言われると、ウレしくなります。
 言葉の薬が、患者さんに効くのです。

 お医者さんと患者さんだけのことではありません。
 上司と部下でも、恋人同士でも言葉の薬があります。
 薬にもなれば毒にもなるのが、会話です。
 薬としての言葉を、たくさん覚えていくことです。
 人を元気にする薬言葉のスタートラインが、挨拶なのです。

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更新日:2015/4/30

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プロフィール

中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)

1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。 91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。

作品紹介

会話力のある人は、うまくいく。
し方が変わると、生き方が変わり、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。会話力をつけることで、チャンスをつかむ方法。

nakatani_cover201503好調の「うまくいくシリーズ」第6弾。「会話力のない人」は、モテないし、成功しない。話方を変えると、生き方が変わり、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。会話力をつけることでチャンスをつかむ、55の方法を紹介する。
定価:本体1,200円+税/学研パブリッシング

 


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