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[二代目 恋川純 ~運命~]
③父と母を選んで生まれてきたわけ

ぼくは1991年3月28日に名古屋市の病院で生まれました。

母が臨月のときに劇団が公演していたのが、名古屋だったからです。

今思うと、千秋楽に近い日にぼくを産んでくれた母はどんなに大変だったかと思うと、感謝しかありません。

母は本当に強い人だと思います。

出産ギリギリまで舞台に出ていたので、ぼくはお腹の中にいるときから舞台に出ていたことになります。きっと母のお腹の中でたくさんの歓声を聴きながら笑っていたのだろうと思います。

そのせいか、物心つく前から舞台の上が大好きです。

どんなに疲れていても悩んでいても、舞台に立つと自分でも信じられないくらいパワーが出て、元気も出ます。

父である初代恋川純は昔から女形(おんながた)が好評で、お芝居でも二枚目から三枚目までこなすすばらしい役者です。母といとこである座員の鈴川純加(すみか)ちゃん、そして兄の純弥と、姉の鈴川桃子と一緒に舞台に出て盛り上げていたそうです。

姉は今、舞台をお休みしていますが、陰で劇団を支えてくれる大事な1人です。

 

大衆演劇は、1か月公演の千秋楽が終わるとすぐに荷づくりをし、次の公演先に引っ越し。休む暇もなく荷物を下ろし、稽古をして初日を迎えます。

もちろん、ぼくが生まれたばかりだからといってサイクルが変わるわけではなく、母がいない劇団は大忙し。

それでもなんとかやっていたらしいのですが、純加ちゃんから「お母さん、早く帰ってきて」と連絡が入り、母は生後5日のぼくを連れ、新幹線で公演先の広島に向かったそうです。

それからは毎日、役者と母親の両立。

母がぼくのことを、昼間の舞台のときにぐっすり寝てくれて助かる子だったとお客さんに言っていたのを聞いたことがあります。

でもきっと夜は、寝ないで母を困らせていたはずです。

舞台をやりながら子どもを育てるって大変なことだと思います。ぼくはそのころの記憶はありませんが、何かの拍子に思い出すたびに感謝の気持ちが湧いてきます。

でも毎日舞台に立ち、よくしゃべる母を見ていると、つい感謝することを忘れてしまい、「元気だなぁ」と、ぼくはまたわがままを言ってしまうのです。

 

一人さんにこのことを話すと、「母親ってすごいよな。どんなときでも子どものために一生懸命でさ。どんなときも味方で信じてくれている。私のお袋も強くて、子ども思いで、はたらき者のいい親だったよ」と言っていました。

さらに一人さんはこんな話もしてくました。

「子どもってね、親を選んで生まれてくるんだよ。だから、どんな親だって『この親がちょうどいい』って思える『何か』があるの。

たとえば、子どもの夢をいつも賛成・応援してくれる親もいれば、反対・ジャマばかりする親もいる。どちらがいい親かっていうと、どっちもいい親なの。

だって自分(が決めてきた)の運命に付き合ってくれるんだから……。

自分のお袋をいい親だなって思ったのは、当時学校に行かなかった私に『ぼくちゃん(一人さん)は、きっと〈学校向き〉じゃなくて〈社会向き〉なんだね。そういう子は、社会に出たらきっと出世するよ』って言ってくれたときかな。

世の中の多くの親は、学校に行きなさいって注意するだろう?

でもお袋は、私が運命を受け入れて、素直に生きていることを信じてくれていたのだと思う」

「だから一人さんも、お弟子さんや出会う人たちに対して、できないことをやりなさいとは言わないんですね。ぼくもそういう強くて優しい人になりたいです」

「純さんならきっとなれるよ」

 

小さいころから、仏教や神様の話をするちょっと変わったぼくを、信じて育ててくれた母。一度はぼくを産むのを諦めようとした母でしたが、ぼくはこの素敵な母を選んで生まれてきてよかったといつも思います。

(※この連載は、【水・金】更新、全7回配信予定です。次回は7月25日10:00頃配信予定です。)

更新日:2018/7/20

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プロフィール

二代目 恋川 純 (にだいめ こいかわ じゅん)

物心がついたときから舞台に立ち、9歳で副座長となる。2007年に二代目として「恋川純」を襲名し、2014年に座長に就任。芝居では二枚目から三枚目、舞踊では古典からコンテンポラリーまで幅広いレパートリーを持つオールマイティな役者。

■公式ホームページ
http://koikawagekidan.com

プロフィール

斎藤 一人 (さいとう ひとり)

実業家。「銀座まるかん」(日本漢方研究所)創業者。1993年以来、12年連続で全国高額納税者番付(総合)10位以内にただ1人ランクインし、2003年には、累計納税額で日本一になる。
土地売却や株式公開などによる高額納税者が多い中、納税額がすべて事業所得によるものという異色の存在として注目される。著書多数。近著に『神様に喜ばれる人とお金のレッスン』(高津りえ共著)、『斎藤一人 大開運 人生を楽しむ仕組み』(千葉純一共著/以上学研)、『斎藤一人 品をあげる人がやっていること』(高津りえ共著)、『お金の真理』(以上サンマーク出版)、『絶対、よくなる!』(PHP研究所)などがある。

■さいとうひとり公式ブログ
http://saitou-hitori.jugem.jp/

作品紹介

斎藤一人 運命 
「運命」は変えられる不思議な人生

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