「運がいい」って
どういうこと?
「運がいい」とは、どのような状態を指すのだろう?
マジシャンであり、かつ心理学者としても「運」を研究しているリチャード・ワイズマン博士の著書『運のいい人の法則』(矢羽野薫訳、角川文庫)によると、運のいい人の定義は、「正しいタイミングで正しい場所にいる不思議な才能があるらしく、不公平なくらい幸運に恵まれている」人だという。
運を学問として研究するアカデミックの世界にいる人でさえも、運がいい人のことを「不思議な才能」と表現してしまうほど、運とは計り知れないものなのだろうか?
ホストの中にも、まれに、たいして営業活動をしていないのに、突然、太客(ふときゃく/お金をたくさん使ってくださるお客様)が立て続けについて指名をしてくれる時期に恵まれるという、運がいいホストがいる。
しかし、本書では、そんな「棚からぼた餅的な運のよさ」については、ちょっと脇に置いておきたい。このような運のよさは長続きしないからだ。
私の考える「運のよさ」とは、自分の力で幸運を呼び込み、それが一過性でなく続くこと。
自分の力で人やお金を引き寄せ、夢や目標を叶えていける人こそが、「運がいい人」。
そういうふうに定義しておきたい。
(※この連載は、毎週火曜日・全8回掲載予定です。3回目の次回は10月24日掲載予定です。)
更新日:2017/10/17