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◆「# そろ生き」先行試し読み 第8回◆
人間ってのは、人の不幸が楽しくて――」

先行試し読み 第8回

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「人間ってのは、人の不幸が楽しくて、
 『うちの子どもはバカでバカで』って言ってれば
 人間関係まる~く収まるのよ」

連続ドラマ「正義の味方」より。2008年日本テレビ系列にて放送。
原作:聖千秋『正義の味方』(集英社)。
主人公・容子(志田未来)の姉・槇子(山田優)は容姿端麗、頭脳明晰で評判の人気者だが、実は悪魔魔的心の持ち主。槇子流処世術をあらわすひと言。

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このドラマの主人公の姉・槇子は、普通は言えない毒舌を吐くキャラクターでした。

人間の本心をズバッと突くセリフを書くのは痛快でした。

このセリフも、親たちが無意識にやっている、自分の子どもを卑下して相手にこびようとする心理をあらわしています。

かく言う私もやっています(笑)。

子どものことに限らず、褒められると自動返信のように、「いえいえ、こんなところがダメなんです」と、求められてもいないダメなところを披露してしまうのです。

その心理を分析すると、「嫉妬されるのが怖い」という気持ちと、みんなよりも抜きんでて幸せになってはいけないという「思い込み」があるようです。

人間には、自分の不幸を他人と比べて安心するところがありますし、人と仲よくつき合うためにあえて不幸自慢をすることがあるかもしれません。

しかし、この自分を卑下してみせる「癖」は、幸せになりたいなら非常に危険です。

現実は、自分が信じていることの「あらわれ」だからです。

 

こんなふうに考えてみてください。

この世界、現実は、自分がシナリオを書き、演じている「映画」のスクリーンです。

そこに、自分が信じていることが映し出されているとしたらどうでしょうか?

あなたが信じていること、それはなんですか?

たとえば、「自分は何をやってもダメなんだ」と思っているかもしれません。

そうすると、その「信念(ビリーフ)」が映写機のフィルムとなって、現実世界に「自分はダメ」だと証明する出来事を映し出すのです。

簡単には信じられないかもしれませんね。

でも、もし、仮にそうだとしたら、大本のフィルム――信念を書き換えるだけで、現実が変わるということになります。

私は、二十数年前にこの考え方に出会ってから、それを採用して生きてきました。

現実がどうにもならなくて無力さを感じるより、現実を変える力を自分が持っていると思うほうが気分がよくないですか?

そうして、私は根強く持っていた「自分はダメだ」という信念を、「自分は素晴らしい」と書き換え続けました。

そうすることで、緩やかながら、私の人生は「幸せ」に満ちたものに変わっていったのです。

もしも、自分の「心」が世界をつくっているとしたら、「人よりも幸せになってはいけない」という概念は消え失せます。自分もそうであるように、あの人も、この人も、誰もが、現実をつくり変える力、幸せになる力があるからです。

自分の意思で「幸せ」な現実をつくっていけるのであれば、「不幸のふり」をする必要はありませんよね。

子どもが「バカ」であることを吹聴したり、みんなと同等になろうと自己卑下したりする意味もなくなります。

ちなみに、槇子は、「人間関係、まる~く収めたり」など絶対にしません。

その潔さ、強さは、今も私のあこがれです。

 

あなたも、人生という「映画」の中で、自分の好きなキャラクターを演じてみてくださいね。

 

(次回は、5月18日・10:00頃配信予定です)

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『「誰かのためも大切だけど、そろそろ自分のために生きてもいいんじゃない?」』

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「読んだら 感想聞かせてね〜。#そろ生き  つけてくれたら読みにいくよ」 

 (著者・旺季志ずかより)

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更新日:2018/5/17

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プロフィール

旺季 志ずか (おうき しずか)

脚本家。徳島県生まれ。立教大学卒業後、女優を志すも挫折。高層ビルガラス清掃から銀座ホステスまで、50種類の職を経験した豊富な人生経験を生かし、数々のヒットドラマを生み出す。代表作に「屋根裏の恋人」「ストロベリーナイト」「佐賀のがばいばあちゃん」「女帝」など。不幸だった自らの人生を変えるべく心理学や哲学を学んだ、自称「心」オタク。その知見を盛り込んだ著書『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』『虹の翼のミライ』(ともにサンマーク出版)では、「エンタメ自己啓発小説」という独自の分野を確立した。本書は著者初のエッセイとなる。

作品紹介

「誰かのためも大切だけど、そろそろ自分のために生きてもいいんじゃない?」

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