人生は変えるものではなく、
変わるもの。
「どうしたら人生を
変えることができますか」
そんな質問をする人は多い。
もっともなことだと思う。
誰だって今よりいい人生にしたいと思っているし、誰もがそのコツを知りたい。
だが、人生は変えるものではなく、変わるものだということを知っておこう。
自力で変えようとしても、人生なんてそう簡単に変えられるものではない。
「変えよう」「変わらなくては」と切羽詰まった精神状態でいるより、成すべきことを成して、後は放っておくというのが望ましい。
「成すべきことを成す」というのは、良心に基づいて自分に言い訳できないくらいに下ごしらえをしておくことだ。
「こんなにがんばったのに、今日も変わらなかった」と考えると、つらくなってしまう。
「また、がんばりが貯金できた」と考えると、継続してやっていける。
継続して貯金していれば、忘れた頃に「こんなに貯まったの?」と感じるように、人生の変化も突然やってくる。
だが、その突然は下ごしらえをしていた人にしかやってこない。
下ごしらえの貯金というのは、コップに水を注ぎ続けるイメージだ。
下ごしらえの貯金が一杯になった瞬間に、溢れてくるのが人生の変化だ。
一度溢れると、変わろうという意識がなくても勝手に変わっていく。
変わり続けている状態が、心地よくなってくる。
力んで変えようとせず、
淡々と下ごしらえをしていこう。
更新日:2016/6/27
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