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魂の声を聞こえにくくする二つのもの

 魂のメッセージはさざ波。意識はさざ波が打ち寄せる砂浜。
 とめどなく寄せてくる魂のメッセージを受け取るためには、意識という砂浜にも、障害物はないに越したことはありません。
 砂浜に石ころやゴミが転がっていると、波は均一に届きません。大きな岩があれば、そこだけはザッパーンと激しく打ち付けます。本当は穏やかに届くはずのメッセージが厳しく届けられ、受けとる自分の衝撃も大きくなります。
 そこで避けたいものが、マイナス思考と体の不調です。
 この二つは、悪い意味での相乗効果を生みます。
 極端な言い方かもしれませんが、マイナス思考は、いわば「毒」を体に流し込むようなもの。ストレスや疲労感を生み、体に支障をもたらします。
 そして、体の具合が悪いときに自然に笑える人はいませんね。マイナス思考が体に不調をもたらし、その不調がさらにマイナス思考を増幅させるという、悪循環になってしまうのです。この悪循環が体の不調から始まる場合も、もちろんあります。
 これらは、さざ波を妨げるもっとも大きな岩と言っていいでしょう。
 障害物がひとつもない砂浜とは、いうなれば、どこまでも穏やかな、平らかな心持ち。
 そこにマイナス思考や体の不調が入り込むと、その大きな岩に波がぶつかって、とたんに激しく泡立ってしまいます。魂のメッセージが、素直に、穏やかに届かなくなってしまうのです。
 
 たとえば、体の不調の形をとる場合でも、魂のメッセージは最初はマイルドに、次第に強くなっていきます。
 心身のちょっとした「ストレス」が「疲労感」に変わり、そこから「凝り」「張り」へとつながり、「痛み」が現れ始めたら要注意。それでも不調を放っておくと、やがて病気へと発展してしまうでしょう。
 魂は、何もあなたをいじめたくて、こうした不調を出しているのではありません。
 ただ、あなたが体を酷使して走りすぎているときにブレーキをかけるため、体の不調という「困難」を目の前に見せてくれている、と考えてください。
「疲れてるよ」「ちょっと休んだほうがいいよ」と伝えているのに、それが聞き入れられないと、どんどん強い症状を出していくのです。
 つまり、早いうちに休んだりなどすれば、それ以上の不調は現れないということ。
 ストレスを感じたら、気分転換をしてリフレッシュする、肩や首が凝ったり張ったりしたら、マッサージやストレッチを取り入れる……。
 あるいは、寝ても疲れが取れない場合もあるでしょう。
 そんなときには、むしろ外出するなど、少し仕事とは別の活動をしてみたほうがいいかもしれません。デスクワークなど、屋内にいることが多い人にはよくあることです。
 また、頭痛がクセのようになってしまっていて、そのつど薬で対処している人がいますが、これはケアしているのではありません。
 薬でごまかし、無理をつづけるということですから、痛みを放置しているのと同じです。
「なぜ、こんなに頻繁に頭痛が起こるのか」と、体を通じて魂が伝えようとしていることに思いを馳せてみてください。
 
 このように、自分の生活サイクルや不調の現れ方を振り返ってマメにケアし、小さな不調を積み重ねないことが大切です。
「ストレス」「疲労感」「凝り」「張り」「痛み」……どの段階の不調にせよ、そこに魂の意図を感じ取り、心身をケアすることが、より強い苦痛から自分を守ると言ってもいいでしょう。
 今は五感が鈍ってしまっている人が多く、明確な不調が現れないと、なかなか自分を振り返ることができません。大きな病気になってから「そういえば無理していたな」「不摂生だったものね」などと反省するのです。
 でも、もっと日々の体の変化に敏感になってほしいと思います。
 心身のバランスが取れていて、体調が良いときのほうが直感がよく働きます。より健康な状態を保つほど、日々、ふっと寄せてくる魂のメッセージも受け取りやすくなるというわけです。

周囲で起こっていることも、
魂が見せている

 自分を守ってくれる直感を磨くには、自分の身に起こることのみならず、周囲で起こっていることを敏感にとらえることも大切です。
 たとえば、自分の周りの人たちが立てつづけに体調を壊したとします。
 そこで「大変だね」と他人事で済ませる人もいれば、「自分も気をつけなくちゃな」と我が身を振り返る人もいます。
 比較すれば、後者のほうが圧倒的に病気にかかる可能性は低いと言えるでしょう。
 これは、わかりやすい言葉で言えば危機感です。
 安全や健康について、とくに現代日本人は「あって当たり前のもの」と思いがちではないでしょうか。
 他国に比べて犯罪の少ない日本に暮らしていれば、たしかに安心です。そうはいっても、犯罪はゼロではないのですから、どこで何に遭遇するかわかりません。
 天災もそうです。本書の執筆中にも熊本で大きな地震がありました。報道で被災地の大変な有様を見ると、多くの人が「日本は地震国だから、備えておかなくちゃ」と思うでしょう。
 でも、そのなかの多くの人が、災害から年月が経つにつれて、次第に危機感が薄れてしまうのです。
 健康も同じです。健康なうちは、人は不思議と「自分は大丈夫」と思いがち。そうして、小さな不調を無視し、周囲の人が病気になっても、なぜか「自分は大丈夫」と信じつづけてしまいます。
 一方、病院に行けば、薬があれば大丈夫、と思っている人もきっと多いことでしょう。それは一面、事実かもしれませんが、自分の体のことは、自分が一番わかっているはずなのです。
 病院に自分の体を丸投げにせず、疲労感や倦怠感を「あれ? 何かおかしいな」と感じ取れるように、感覚を研ぎ澄ませてほしいと思います。
 自分がつい無理しがちな状況は何かと、行動や思考のクセやパターンを把握しておくことも、危機感を保つ方法のひとつと言えるでしょう。

 安全も安心も健康も、崩れるときは一瞬です。でも、前にも言ったように、すべては「晴天の霹靂」ではなく、雨雲は少しずつ広がり、やがて空全体を覆うのです。
 つね日ごろから、少しずつ現れる雨雲、つまり周囲に現れているさまざまなサインを、きちんととらえられるようにしたいものですね。
 誤解してほしくないのですが、私は、いつ訪れるとも知れない困難を毎日恐れて暮らそうと言っているのではありません。
 ただ、困難なことが周囲で起こったときに、「あれ?」と感じられるように直感を磨いておく、そして「これは何かのメッセージかな?」と、少し魂の声に耳を傾けようとする、ということ。
 それだけで、自分自身を守る直感のガード力は、かなり高まるのです。

更新日:2016/10/12

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プロフィール

上地 一美 (うえち かずみ)

沖縄県宮古島市出身。霊能者。フジテレビ系「金曜日のキセキ」にレギュラー出演をし、未来が見える「未来鑑定士」として評判となり、1万通を超える相談内容が寄せられる。現在は沖縄県宮古島で個人鑑定を行なっているが、常に3ヶ月先まで予約が取れない状況。著書に『未来への階段』(主婦と生活社)、『直感をみがいて幸せになる』『幸せを一気に引き寄せる 直感のみがき方・使い方』(学研プラス)がある。

作品紹介

直感で人生をよりよい方向へ動かす
あなたを見守っている魂からのメッセージ

ueti_cover_201610ふりかかる困難に負けない強い心をつくり、人生を豊かで充実したものにするための直感の使い方をていねいに紹介。
定価:1,300円+税/学研プラス


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