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たまには贅沢をさせる

 ここで、ちょっと勉強から離れた“やる気アップ”のご提案をしましょう。
 ときには高いお寿司屋さんへ連れていくなど、子どもに背伸びした贅ぜい沢たくな経験をさせるのです。要するに、「いい暮らしにあこがれ、勉強して、“勝ち組”になる」という上昇志向を子どもに実感させるのです。
 ファミリーレストランや回転寿司などは、「今日はお母さんが疲れているから」という場合に間に合わせで行くのはいいですが、ごほうびで行くことは避けましょう。
「ごちそうが食べられるぞ!」と連れて行って、ファミリーレストランや回転寿司では上昇志向が育ちません。
 もちろん小学校1、2年生のときは、お母さん、お父さんが会計でいくら支払っているのかは理解していません。しかし、だんだんと成長してわかるようになってきたときに、「なんだ、その程度だったのか」とガックリしてしまうのです。そういう意味でも、上昇志向は、幼いころから培うべきものと言えます。

 いまの世の中、「人間は、ごはんが食べられて風雨がしのげればそれでいい」という発想の人がとても多いですが、本来、文化的な生活とはそうではありません。
 せめて“年に1回は家族旅行に行ける”“晴れの場に呼ばれたときには恥ずかしくない格好ができる”など、少しくらいの贅沢ができるのが基本的な生活レベルだと言えるのです。
 それほどの高所得な家庭でないとしても、たまに贅沢をするための貯金をして、子どもに贅沢を見せるということはとても大事だと思います。
 本当に余裕がない場合は「うちはこんな生活しかできないけど、お金のある人はもっといい暮らしをしているんだよ。せめてあなたは大学へ行って医者にでもなって、そういう暮らしをしないとね」と教えるとよいでしょう。
 どんな形であれ、「いい暮らしをしたい」と思う向上心を、子どもの中に育てていくことは、子どもの幸せのために大切なことだと思います。

更新日:2015/8/28

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プロフィール

和田 秀樹 (わだ ひでき)

1960年大阪府生まれ。精神科医・教育評論家。東京大学医学部卒。国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。精神分析学(特に自己心理学)、集団精神療法学等を専門とする。受験アドバイザーとしても精力的に活動し、志望校別勉強法の通信教育・緑鐵受験指導ゼミナールを主宰。東京大学をはじめとする難関大学に挑戦する受験生を指導している。映画初監督作品『受験のシンデレラ』がモナコ国際映画祭最優秀作品賞を受賞するなど、文化面でも幅広く活躍中。

作品紹介

「勉強が得意な子」をつくるお母さんの戦略
小1スタートダッシュ・9歳の壁・中学受験 失敗しない48の方法

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